精神科学教室 医局員の声

きみあきの休み時間 1st 自己紹介

2016.01.05

自己紹介

新年、明けましておめでとうございます。風が吹いています、私は寒いです。朝はどうしてあんなにこっぴどく寒いのでしょう。あれは、眠気と関係しているんだよ、眠くてあくびをするでしょう、そうしたら全身の毛穴が開いて、冷気を吸い込んで、びりびりするんです。違うね。でも、なんだか、そんな気がするじゃないか。

きみは北海道の人間だったのだから、こんな寒さなんともないでしょう、とよく言われる。それは違う。あそこはマイナス20℃のアナと雪の女王の世界、雪や氷が視界に入ったとたん、動物的本能のうちに全身を引き締めて毛穴をふさぐから、案外平気なのである。北海道の人間は、1月だろうと2月だろうと、雪が降っていなければ、あぁ、まだ秋なんだ、もしかしたら春かも、と誤認する。だから冬じゅう、引き締まらない体になってしまっている。寒くて仕方がない。(1)

話は変わるが、昨年のお正月、私は大学院の入試対策をしていたらしい。机をひっぺ返していたら、ちゃあんと記録が出てきた。もうぐずぐずしてられなかった。私は母校帝京大学から遠く離れた北海道で医師をしていて、試験の情報がまったく入手できなかったのである。過去問がない。どうしたか。そういうときは試験の趣旨から考えるんだ。単純な知識なんか聞いてくるわけがない。論文だ。もちろん英語に決まってる。そういうわけで、内科と精神科の論文を片っ端から読んだ。メロスは読んだ。いや、ほんと読んだ。うすら寒いほどの量を乱読したらしい。1日1本のペースだ。まだ精神科に入局する前だというのにAntipsychotic Drug Effects on Brain Morphology in First-Episode Psychosis (Arch Gen Psychiatry:2005) やらEffectiveness of Integrated Psychological Therapy (IPT) for Schizophrenia Patients (Schizophrenia Bulletin,2011) やらも読んでいる。自分はそんなことをする奴だったのだ。バイポーラなのかもしれぬ。結局、どんな問題が出たか忘れた。

 私は昨年の4月に帝京大学医学部の精神科にシニアレジデントとして入局しました。なんでわざわざ家族を東京に連れてきてまで大学に戻ってきたのかとよく聞かれたものだ。市中病院の内科が、嫌だったわけではありません。ひそかに感染症という分野が好きでした。でも精神科に魅せられたのと、プライベートがズボラな性格だけに、逆になぜか仕事はキッチリやりたいと考えて帝京大学病院に戻ってきました。

 母校が帝京大学医学部で、出身は北海道で、大学院生でシニアレジデントであるという、一行で済むような自己紹介に1,000字ほど費やしました。

 (1)毛穴うんぬんは医学的事実ではありません、念のため。

渡邊公聡

wata1-1.jpgwata1-3.jpgwata1-2.jpg

昨年の氷雪まつりの様子。北海道○○市の観光ページより

Copyright(c) 2014 帝京大学医学部精神神経科学講座 Inc. All Rights Reserved.