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第17回同門会誌2019年11月
巻 頭 言
同門会会長 利田 周太
本年は台風の上陸が度重なり甚大な被害を及ぼし、例年以上に天変地異を感じさせました。また、残暑も長引き、地球温暖化を感じさせる今日この頃です。
皆さまにはご存知と思いますが、今年3月に池淵 恵美先生が退任なされ、4月から林 直樹先生が帝京大学精神神経科学講座の主任教授として着任なされました。風祭 元教授、広瀬 徹也教授、南光 進一郎教授、池淵 恵美教授、林 直樹教授と5代目となり、月日が経つのも早いと感じさせました。なお、池淵 恵美教授に置かれましては、我々を見守ってくださり、本当にありがとうございました。
本年度も第17回帝京大学精神神経科同門会が11月30日に開催されます。林 直樹 主任教授をはじめ、現役の医局員の先生方に感謝を申し上げます。同門会総会・フォーラムでは、林 直樹先生に「自殺未遂・自傷行為の臨床精神医学」を講演して頂きます。同じ帝京大学精神神経科の医局に在籍したことのある多くのOB・OGの先生方からの近況、当時の思い出話を楽しみにしており、故郷への回帰と甘え、ご存分に味わいましょう。
本年度もいたばしこころの連絡会、精神療法セミナーを始め、集談会が開催されました。それぞれ日常臨床に役立つ講演でした。詳細に関しては、帝京大学精神神経学講座のホームページにて活動報告、集談会のお知らせを行いますので、アクセスを宜しくお願いします。新しい主任教授の元、帝京大学医学部精神神経科学教室の更なる発展が期待されるものと思います。今後の更なる諸先生、先輩方の御活躍、御発展をお祈り申し上げます。
同門会幹事長就任のご挨拶
平成25年入局 林 直樹

本年4月より,池淵恵美先生の後任として,帝京大学医学部精神神経科同門会の幹事長の職を務めさせていただくことになりました林です。引き続き同門会を皆さまの充実した交流の場とするべく尽力したいと考えています。ご指導・ご鞭撻のほど,よろしくお願い申し上げます。
私の帝京大学での勤務は,2013年からの6年間であり,決して長くないのですが,それ以前にもここに到るまでに導きの糸が幾つかあったように思います。前任地の都立松沢病院では,1994年から2001年まで風祭元先生(院長)の下で勤務し,その薫陶を受けました。また,広瀬徹也先生には,1995年から公益財団法人日本精神衛生会の機関誌の編集委員会やその理事会にてご指導を受けてきています。南光進一郎先生とは,臨床遺伝学と精神病理学の共通の師(飯田眞先生)の兄弟弟子の関係で,先生の幾つかの論文に名を連ねさせていただいています。帝京大学精神科のスピリットを十分に体得しているかどうか,まだ心もとないところがありますので,これからも多くの方々からそれを教えていただきたいと思っています。
この場をお借りして,現在の帝京大学病院メンタルヘルス科の近況をお伝えします。明るく清潔な造りの病棟では,栃木衛病棟医長,佐藤真由美師長の下で,医師,看護師,精神保健福祉士,作業療法士,心理士,薬剤師から構成される多職種チームが治療に取り組んでいます。そこでは,患者さんが参加する病棟ミーティング,病気の勉強会(心理教育),作業療法などの病棟活動が展開されています。もちろん,精神科診療の要である薬物療法は,最新の研究知見を取り入れながら積極的に進められていますし,治療の困難なケースで頼りになる修正型電気療法やクロザピンによる薬物療法も実施されています。
入院治療の対象となる患者さんは,一般の総合病院精神科とほぼ同じですが,思春期の発達障害から高齢者の認知症まで,多様性に富んでいることが特徴です。入院プログラムとしては,必要な諸検査を3~4日間で実施して,認知症の早期発見・早期診断を行い,適切な生活環境の整備や医療・支援機関の紹介を行うという物忘れ検査入院が行われています。
病院内の他の診療科との関わるリエゾン・コンサルテーション診療は,赤羽晃寿医局長,松村謙一先生を中心にしたリエゾンチームが担っています。また,緩和ケアでは,栃木先生が参加して患者さんとその家族のメンタルヘルスの維持,向上に貢献しています。
外来では,伊東ゆたか外来医長の下で診療が活発に行われています。専門外来としては,発達障害や不登校などの診療やいじめや虐待を受けている子どもたちの支援を行う児童・思春期外来,そして物忘れ検査入院の窓口であり,外来でできる認知症の検査などを実施する物忘れ外来があります。
デイケアでは,主に青年期の統合失調症の人を対象として,グループ活動,社会技能訓練,心理教育などのプログラムを実施しています。また,認知リハビリテーションや就労支援にも力をいれています。
若い精神科医の育成も重要な課題です。現在,専門医研修専攻医・シニアレジデントは皆,真剣に診療に取り組んでいますし,その上の世代の医師たちも張り切って専攻医を指導しています。私たちは,このような医師たちの関わりを維持・発展させることによって,よい臨床医を育てるという風祭先生の始められた講座の伝統を守っていかなくてはなりません。さらに,医学部学生の教育も重要な課題です。近年,大学からの精神医学教育に対する期待が高まっており,医学部学生も精神医学に強い関心を抱いて実習に参加するようになっていることに私たちは手応えを感じています。
このような私たちの活動には,同門の先生方の支えが大きな力となっています。患者さんの紹介・逆紹介を始めとして,若い医師の修練の場を提供してくださっていること,医学部学生の実習指導を担ってくださっていることなど,そのひとつひとつに深く感謝しております。
私たちの方でもまた,同門の皆さまのさまざまな活動に少しでも多くお力になりたいと考えております。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
【教 室 報 告】
2019年度溝口病院精神科の近況ご報告
帝京大学医学部附属溝口病院
科長 張 賢徳
溝口精神科は新病院以降も精神科病床は持たず、外来診療中心のスタイルを継続しています。常勤医師3名(張賢徳、玄東和、諸井振吾)と常勤臨床心理士(公認心理士)1名(水野康弘)に加え、昨年度から始まった新専門医制度の専攻医が1学年2名ずつ在籍しています(2018年入局:日原雄一、渡辺直樹。2019年入局:荻田惇平、北原弘毅)。新専門医制度では溝口精神科が基幹施設となるプログラムを1つ持っており、近隣のハートフル川崎病院と東横恵愛病院、そして当医局出身者が院長を務める七生病院に協力施設になっていただき、専攻医がそこでしっかり学びながら地域の精神科医療にも貢献できる体制を作っています。医局の定例の症例検討会と勉強会には従前から力を注ぎ、若手の育成に取り組んでいます。また、地域への貢献として、川崎市から委託を受け、市内の自殺予防対策にも参画し、ここ数年は、市内の3次救急に搬送された自殺未遂者の地域フォローアップシステムの構築事業に医局を挙げて取り組んでいます。自殺予防関係の仕事は、川崎市の事業以外にも、日本自殺予防学会に関係する仕事が大小さまざまありますが、全医局員に支えてもらいながら、使命を果たすべく奮闘しています。しかし、私一人の力は高が知れており、また当医局の総力を挙げてもなお力が足りません。

溝口精神科の発展のために、同門の皆様からのご理解とご支援を賜ることができましたら幸いに存じます。これからも溝口精神科をどうぞよろしくお願い申し上げます。
帝京大学ちば総合医療センターから(2019年秋)
教授 メンタルヘルス科 白山幸彦
帝京ちばのメンタルヘルス科の近況についてお知らせします。
大学総合病院であり、精神科ベッドを有しないため、初診料5500円のせいもあり、10年前ほどの忙しさはなくなりました。インターネットのおかげもあり、統合失調症の精神運動興奮を呈している患者さんは、最初から精神科病院を受診されることが多くなりました。30年前には不登校には統合失調症が多く隠れていると言われましたが、不登校患者さんが明らかな幻覚妄想を呈していることは少ないです。精神医学の王道に位置する統合失調症との精神医学的関与が減ってきたのは、精神科医としてつまらないです。
基本的に、うつ状態を呈している患者が多く、クリニックでよくならないうつ病が紹介されてきます。いろいろと検査が出来て、診断するのは面白く感じます(鑑別診断の山)。適応障害も多く、心理特性を早くにつかむ努力をしています。適応障害のおきてくる経過は、その方の性格に関係する事も多く、心理療法も必要となり、すこし時間をかけます。
児童思春期は、患者さんが10歳から診るようにしています。不登校に、発達障害が含まれていることもあり、パーソナリティー障害の鑑別(またはオーバーラップ)に困っています。紋切り型の貧困な会話をもとに状況を理解しようと努力、といいたくなるような状況から患者さんがよくなってくれるとうれしいです。認知行動療法の適応でいちじるしく改善すると(臨床心理のおかげです)、患者さんと親御さんがとても喜んでいたのはうれしいことでした。愛着の勉強をすることになり、なかなか頭にすっと入ってこないところもありますが、勉強を楽しめるのは良いことです。
一方、認知症でも、おだやかで物忘れが主な方は、脳神経内科にお願いするようになりました。しかし、脳外科からの高次機能障害をふくめての患者さんや、異常行動を呈する神経疾患の患者さんは紹介されてきます。NMDA脳炎は、疑いをかけることが前よりもスムーズになりましたが、それでもうまくいかないこともあり、総合病院らしく感じます。繊維筋痛症の治療を紹介依頼され、転換性障害との鑑別がうまくできません。

帝京ちばのメンタルヘルス科は精神科医師3人でやっております。非常勤心理に週2日手伝ってもらっています。ベッドのない精神科ですが、総合病院としてはかなり必要な部署であり、精神科がない総合病院はとても困るのではないかと思います。患者さんはよく紹介されますが、なんとか対応できるレベルなので、私たちの毎日の食事や飲酒も良好です。
2019年前半ローテートの専門医研修専攻医の紹介
帝京大学医学部附属病院
所属長 林 直樹
この写真は,2019年度上半期,専門医研修プログラムの一環として連携病院(川口病院および初石病院)からお出でになり,帝京大学精神科病棟に勤務していただいた永井誠一先生と杉崎諒太先生です。両先生には,6ヶ月という短い期間ではありましたが,有意義な研修をしていただけたと考えています。真剣に診療に取り組み,多くを学び取ろうとする両先生の姿勢は,病棟にさわやかな風を吹き入れてくれました。
私たちにとって,2018年度からスタートしている新専門医研修制度の中で,連携病院から専攻医を受け入れるのは,これが初めてのことでした。この実績を基礎として,私たちは今後も帝京大学メンタルヘルス科と他の病院をローテートしながら研修する専攻医を受け入れていきたいとを考えています。

12階西病棟ご報告
病棟医長 栃木衛
本年度より病棟医長を栃木が引き継ぎました。ご存じのように昨年度末で池淵恵美先生が定年退職されたことに加え、初瀬記史先生をはじめ長年にわたり中軸として活躍された複数の先生の退職もあって、大きな変革の中での年度スタートとなりました。2チームによる診療体制は昨年度までと変わっていませんが、指導医(チームリーダー)を押久保岳先生、金田渉先生にお願いして若返りを図り、赤羽晃寿先生、渡邊由香子先生らベテランの先生方には病棟副医長として各チームの支援に当たって頂いています。病棟活動に関しては渡邊由香子先生に担当頂き、多職種チームで新入院ミーティング、作業療法、レクリエーション、病気の勉強会を継続運営しています。実は、4月には入院患者数17名という最低記録更新や、後期研修医の労災事故などの苦難も経験しましたが、医局員ならびに病棟スタッフ全員の協力により何とか乗り越え、現在に至っています。また、今年度は新専門医制度の実施に伴い、川口病院、初石病院から、それぞれ永井誠一先生、杉崎諒太先生が出向され、当院で半年間の研修を行いました。両先生とも熱心な仕事ぶりで、お互いによい刺激になったのではないかと思います。
以下に病棟の臨床統計を示します。入退院数、平均在院日数、ベッド利用率については2016年から2019年途中までの数字が示されています。入院・退院数とも月15名前後、平均在院日数60日前後、利用率60%前後という傾向は前年度から大きくは変わっていないと思います。TMS(経頭蓋磁気刺激療法)は臨床研究法の施行に伴い研究を終了したことから被験者の募集を終えておりますが、物忘れ検査入院は継続して実施しておりますし、通常の開放病棟で可能な急性期治療、各種検査入院、休息入院、大部屋で可能な合併症治療などは積極的に受け入れを行っていますので、同門の先生方にはこれまで以上にご紹介をお願いできれば幸です。


以下は、2018年度の入院患者の内訳です。2018年4月から2019年3月までに入院された患者の延べ人数は176名(男56名、女120名)、年齢分布は10代11名、20代29名、30代24名、40代23名、50代21名、60代27名、70代26名、80歳以上15名でした。ICD-10診断による分類でも、前年度までと傾向は大きく変化していません。10代の患者については、高校生であれば基本的に受け入れの対象となっていますし、中学生であっても病状や本人の希望を踏まえて可能な限り受け入れの努力をしていますので、児童・思春期の入院を要するケースでお困りの際はお気軽にご相談頂ければと思います。なお、入院のご相談の際は、メンタルヘルス科外来まで直接ご連絡頂くか、もしくは患者様に連絡をご指示頂ければ幸です。外来スタッフ、佐崎法子PSW、もしくは病棟医長等の医師が速やかに対応させて頂きます。大部屋であれば基本的には待機期間なしで入院頂ける状況ですので、是非ご活用頂ければ幸です。

ごあいさつ
外来医長 伊東ゆたか
今年度外来医長を担当させていただいております伊東です。同門会の先生方にはいつもお世話になっております。
外来は全体としてはこれまで比較的円滑に進行していると思います。ただ最近の厚生労働省からのベンゾジアゼピン受容体作動薬適正使用の注意喚起もあり、「1年以上の長期にわたりこれらを使っている患者さまについては、メンタルヘルス科の意見を求めるように」との病院の方針となりました。

このため年度当初、他科から相談される患者さまがふっと増えて慌ただしくなった後、なんとか落ち着きました。これは大事な方向性であり当科としての役割を果したいと思う一方で、今後の依頼数が対応可能な範囲に留まることを願っているところです。また、昨今のSNSの普及により、病院利用者さまのネットへの書き込み閾値が低くなっていることを感じます。やり取りがさり気なくアップされ、思いがけない方面から気付かされてヒヤヒヤすることがあります。社会及び病院のルールやその行動に伴う様々な危険性について、利用者さまに引き続きご理解いただけるよう努力して参りたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
【同門会員の近況】
とくに大きな変化はありません。
伊藤 拓
文藝春秋社より著書が出版されました。タイトルは「精神科医が教える 3秒で部下に好かれる方法」です。お手にとってご覧いただければ嬉しいです!
伊藤 直
「今年こそは参加!」と思っていましたが、都合があいませんでした。気持ちは元気ですが疲れがたまっています。
植西 利通
とりあえずは元気でおります。皆様のお蔭様と感謝の日々です。
江渡 篤子
6月より東精協・理事に就きました。身の丈に応じて頑張ります。
遠藤 眞実
令和初 人うつろひて秋の宴♪
柏田 勉
元気に仙台で働いております。
月~木においでの際 御連絡下さい。
菅野 道
相変らず、元気にやっています。
篠原 隆
さいたま市での地域精神科医療、精神保健行政に関連する仕事を継続して行っております。
関場 秀高
精神科救急を立ち上げ中です。我と思う先生、来て下さい。
高沢 悟
元気にしています。
田口 秀明
おかげさまで、無事平穏に過しております。
竹内 龍雄
クレプトマニア(窃盗症)専門医を続けています。
竹村 道夫
昨年近所に出来た同業者よりも この1年間に少し離れた当院の診療圏内に出来た複数の同業者の方が、より脅威でした。今後とも宜しくお願い申し上げます。
坪倉 正明
元気で臨床活動を致しています。
中谷 三保子
別府大学で特任教授として頑張っています。
中野 明徳
忙しい日と暇な日の差が激しくて、時間があくと面白い本を読んでます。
野口 昌孝
毎々ご連絡有難うございます。
花塚 一弥
あいにく出席できません。ご盛会をお祈り申し上げます。
菱沼 洋子
平成30年度は、日本デイケア学会年次大会の大会長をさせて頂きました。皆様の御協力に感謝いたします。
肥田 裕久
副院長になってから5年。役たたずですが日々臨床に汗かいてます。
日野 俊明
週3日の診療のほか、テニス、登山、コンサートを楽しんでいます。
広瀬 徹也
来年4月から、子どもの心理療法のできる心理相談室の開設を目指しています。
松森 基子
私が入局したS61年頃お世話になった先生方、よくしてくださった先生方、お元気ですか。私も65才になりますが、もう少しだけ仕事を続けたいと思っています。お暇な時、私のホームページ見て下さい。
村田 憲一
心理学科のリニューアルされた部屋の公開イベントがあるため、欠席とさせてください。
元永 拓郎
皆様のますますのご活躍を祈念いたします。健康に目覚めダイエットにはげんでいます。やせたら顔出します。いつになることやら・・・。
李 一奉
僻地にある病院なので、医師招聘してもなかなか医師が見つからず、病院を空けるのが難しい状況です。
秋月 誠一
公認心理師の認定試験を受けたいものの、現状では、なかなか厳しいです。でも目標だけは持っていたいです。
唐沢 佐知子
元気に仕事をしています。
五味淵 隆志
【新入教室員の紹介】
“Nutritional medicine as mainstream in psychiatry.”
ちば総合医療センター 助教 今村 幸嗣

小生が特に重要視しているのは,症状性の気分障害や不安障害となります.なかでも鉄欠乏やタンパク欠乏による身体的,精神的影響は看過できません.20~40代女性の鉄欠乏率は60%を超えており,わが国は鉄欠乏が蔓延しています.近年,ビタミンやミネラルなど微量栄養素が,抑うつの病因として重要な役割を果たしていることが明らかとなり,Lancet Psychiatryに大きく取り上げられるようになりました(Sarris et al., 2015).遠くない将来,精神科診療のパラダイムシフトが起こるのではないかとひそかに考えています.
それでは,今後のご指導宜しくお願い致します.
自己紹介
精神神経科デイケア
精神保健福祉士 一條 雛代

ご挨拶
医局秘書 澤村美欧
2019年10月1日より、医局秘書として勤務しております、澤村美欧と申します。これまでは北海道大学の精神医学教室で医局秘書として勤務しておりました。また精神科とお仕事を通して携われることができ、とても嬉しく思います。
私は、生まれも育ちも北海道の札幌市で生粋の道産子です。一年の大半は雪に囲まれた冬の街でしたが、昨年からは一転してビルに囲まれた中での生活となり、カルチャーショックも多いですが、ゆっくりと楽しんでいます。
旅行やダーツ、食べ歩きが好きで、休日は東京を満喫中です。
これから先生方のお役に立てるよう努めて参りますので、何卒よろしくお願い致します。
【報 告】
池淵恵美主任教授 退任記念会 開催報告
赤羽晃寿
平成31年3月23日、ホテル椿山荘東京において、池淵恵美主任教授の退任記念会が開催されました。池淵先生は、平成4年に帝京大学医学部精神神経科に赴任され、平成17年に帝京大学医学部精神神経科学講座教授に御就任、平成24年からは同講座主任教授に御就任され、長きにわたり帝京大学医学部並びに精神神経科学講座の発展にご尽力下さいました。また、先生は、わが国における統合失調症の心理社会的治療および精神障害リハビリテーションの草分けとして、臨床、研究、教育の各分野をリードされ、一方で我々医局員を温かく育てて下さいました。
当日の出席者数は200名を超え、冲永佳史理事長・学長、坂本哲也病院長、川村正文医学部長といった学内の重要人物だけでなく、高橋清久国立精神・神経医療研究センター名誉総長、樋口輝彦国立精神・神経医療研究センター名誉理事長をはじめとした多くの重鎮がお見えになり、壮大なホテルの会場は人で膨れ上がりました。

会に先立ち、『精神障害リハビリテーション ―こころが回復するということ』と題してご講演をいただき、池淵先生が長年にわたって情熱を注がれたご研究に全員が耳を傾けました。障害をもっていても、その人の持てる力を生かした社会での活動のあり方が大切であり、これからもまだまだ研究を続けていかれるとまとめられました。その後、冲永佳史理事長・学長からの質疑もあり、会場は大いに盛り上がりました。

記念会は林直樹教授による開会の辞、冲永佳史理事長・学長のご挨拶に始まり、坂本哲也病院長、丹羽真一福島県立医科大学会津医療センター特任教授のご祝辞、そして南光進一郎名誉教授の乾杯と続きました。


その後、ご歓談を挟んで多くの方々からご祝辞をいただきました。


会の最後を飾られた池淵研二先生のご祝辞ではご家庭での池淵恵美先生の姿を余すことなく披露され、退職の寂しさが吹っ飛んでしまうほど、出席者全員を笑顔にさせていただきました。池淵研二先生、ありがとうございました。池淵恵美先生から学んだ様々なことをしっかりと受け継ぎ、後輩たちに伝えていきます。



ご出席者みなさまのおかげをもちまして、医局の歴史に残るとても素晴らしい会となりましたこと、現役の医局員を代表して御礼申し上げます。


編集後記
多くの同門の諸先生・諸先輩方におかれましては、御健勝のこととお慶び申し上げます。本年は3月に池淵恵美 主任教授 退任記念会があり、改めて先生の偉大さ、ならびに、同門の先生・先輩方と繋がりの有難さを感じさせられました。今後も、今まで以上に同門の先生方とは連携が重要と考えます。今後ともご指導を教示くださるように宜しくお願いします。
なお、配布・郵送した会員名簿につきましては、正確を期すように心がけておりますが、転居、勤務先変更、誤記、乱雑等がございましたら、医局、同門会まで御一報下さいますように宜しくお願い致します。また、人事往来、記事などがありましたら、当教室まで御一報頂ければ幸いです。
毎年のことになりますが、今後とも会員の皆様にはさらなる活発な御意見を受け賜りたく、我々一同に御指導・御支援の程を鞭撻下さるように宜しくお願い申し上げます。同門会会員、教育関連病院の皆様の御健康繁栄をお祈りし、編集後記とさせていただきます。
また、同門会会報ホームページ、名簿編集の作成にあたり、安永さんに編集の際には御手伝い頂きました。この場を借りて御礼を申し上げます。
令和元年11月15日
帝京大学医学部精神神経科学講座同門会事務局
教室員一同/松村 謙一





