精神神経科学講座 同門会 会員専用ページ
同門会会報 2017年
「風祭元先生を偲ぶ会」を終えて
池淵恵美
平成29年12月2日土曜日に、ご遺族をお迎えして、新宿のハイアットリージェンシーホテルにて、「偲ぶ会」を滞りなく終えることができました。参加者は137名でした。同門の皆様のご助力のおかげで感謝しております。
(1)「偲ぶ会」を開催するまで
8月下旬に医局宛に、ご長女様より風祭先生ご逝去(平成29年8月24日 享年83歳)の連絡が入り、すでに家族葬を執り行われた後とのこと。すべて生前の風祭先生のご指示に従ったとのことでした。先生らしいけじめのつけ方でした。しかし私たち御恩を受けたものとしては、このままでは気持ちの収まりようがなく、一方で個々にお悔やみにうかがってはご遺族にご負担をおかけし、生前のご意志にもそむくことになると考えましたので、「偲ぶ会」を執り行うことといたしました。幸い、例年の同門会の日程でホテルをおさえており、こちらの希望に対して広い会場に替えていただくなど便宜を図っていただけました。それからは、風祭先生が在籍してこられた東大精神科や松沢病院と連携し、医局の秘書さんたちと一緒に準備に取り組むこととなりました。26人のゆかりのある方々が発起人に名前を連ねてくださいました。ありがとうございました。
(2)「偲ぶ会」当日の様子
会場に、ご遺影を中心に白い清楚な花々で飾られた祭壇を設け、奥様、娘さんたちを皮切りに、来場者の方々からまず献花をしていただきました。厳かな時間でした。その後隣のスペースに移り、松沢病院長・斎藤正彦先生の開式の辞の後、帝京大学理事長よりご挨拶を頂きました。前総長が東大医学部の同級生であり、お互い深く信頼しつつ帝京大学医学部を創設した御縁によるものです。副学長もいっしょに来所頂きありがたいことでした。
原田憲一先生の献杯のご発声の後、和やかな歓談の時間があり、その後7人の方々のご挨拶がありました。東大時代からのご友人や同僚、帝京時代に精神科学教室創設に携わった皆様、そして松沢病院で一緒にお仕事された方々からのご挨拶はいずれも心温まるもので、また風祭先生のお仕事の上での偉大さや、暖かな人柄を印象付けるものでした。最後に奥様からごあいさついただきましたが、体調を崩しておられたとのことで心配をしておりましたが、背筋を伸ばされてしっかり挨拶され、また偲ぶ会についてとても喜んでくださいました。ごあいさつの後、お役目を果たされたという笑顔が心に残りました。
当日の会場が少し手狭でしたが、帝京の同門の先生方が和やかに盛り上がり、普段の同門会の雰囲気もありました。わざわざ遠方からおいでいただけた先生がたに、少しでも良い時間を過ごしていただけたのでしたら、よかったと思っております。
(3)「風祭元先生追悼文集」
風祭先生は膨大なご著作を残されており、それを顕彰しなければという思いと、ご友人やご同輩の方々がご高齢で当日足を運ばれるのが大変な可能性もあることや、当日のご挨拶は人数が限られることなどから、急きょ追悼文集を編むことにいたしました。幸い、多くの方々からご寄稿いただき、充実した内容となりました。短い時間にご協力いただき、ありがとうございました。池淵も、風祭先生の歩まれた道についてまとめましたが、その過程で何冊ものご著作を改めて通読し、近くに先生のお人柄や高い学識を感じることができ、大変勉強になるとともに、ご生前にご本の感想を親しく述べさせていただくことをし
てこなかったことが悔やまれました。文集作りは事務作業が大変だったのですが、教授秘書である安永敦子さんが献身的な作業をしてくださいましたし、そのお母様が絵の先生をしておられ、素敵な挿絵をたくさん描いてくださいました。おかげで文集が親しみやすい雰囲気になりました。ぜひお時間のある時にご覧になってください。懐かしいエピソードが満載です。
(4)「その後」
偲ぶ会については参加された方々から、よい会でしたね、とお声をかけていただきありがたかったです。ご家族からも、とても喜んでいただけ、娘さんも「お父さんの偉大さが良くわかりました」といってくださいました。また後日奥様より、高校や大学時代の友人に追悼文集を配りたい、とのお申し出があり、大変うれしかったです。無事に偲ぶ会を終えることができ、ほっとしております。ご協力くださったたくさんの方々、ありがとうございました。


同門会員の近況
元気でおります。
開原 久代
精神・神経科勤務(病棟医)
石川 憲治
とくにかわりなくすごしています。
伊藤 拓
風祭先生 ありがとうございました。
偲ぶ会当日は土田病院で日勤・外来をしております。
渡辺洋文先生に名代として臨席頼みました。
遠藤 眞実
皆様と一緒に風祭先生を偲びたい気持ちはやまやまですが、仕事のため会には出席出来ません。
風祭先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
小川 杉子
日本生物学的精神医学会理事に就任しました。
功刀 浩
日本産婦人科医会で周産期メンタルヘルスの仕事をしています。
相良 洋子
相変らず、元気にやっております。
篠原 隆
かわりないです。
島田 巌
諸事情あり本年4月より大多喜病院に勤務しております。
帝京入局時の主任教授が風祭先生で 数ヶ月で松沢病院に転職されましたが、勝手に自分で帝京最後の弟子…と思っております。
偲ぶ会当日は事情あり参加できません。申し訳ありません。
鈴木 英世
さいたま市での地域精神科医療を行うと共に、自殺対策等の仕事も行なっております。
関場 秀高
クレプトマニア(窃盗症)専門医の仕事が忙しくて、当分、引退できそうにありません。
竹村 道夫
おかげさまで本年12月で開院6年となります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
坪倉 正明
風祭先生には本当にお世話になりました。あの頃の帝京大をなつかしく思います。
中野 明徳
この2~3年、北山修先生や成田先生の精神療法のセミナーに通って、少し勉強した気になっています。まだまだ余裕が有りますので、患者さんを送って下さったら幸いです。
野口 昌孝
毎々 有難うございます。
花塚 一弥
元気ですが、還暦を迎えて、いっそうの老化を何かと感じるこの頃です。
菱沼 洋子
地域医療にまみれています。研究もしたいです。
日野 俊明
8月に80歳記念に富士山に登ってきました。
広瀬 徹也
役員の改選がありましたが、(公社)日本精神科病院協会常務理事、(公社)精神神経学会理事を継続しています。
渕野 勝弘
病院で院長(和子)が最も働いています。
渕野 和子
副院長として院長を支えています。
渕野 由佳
当法人グループに今年2月湯村温泉病院(190床)が加わり、総ベッド数は925床になりました。
村田 憲一
山の中の病院でボチボチやっています。
子供も小学1年生になりました。
茂木 伸一
髪も白くなり、腹も出てみための貫禄はずいぶんとつきました。
これからは内面もがんばりたいと思う今日この頃です。
李 一奉
遠藤先生の土田病院で細々と臨床を続けています。
渡辺 洋文
報告
学医学部精神神経科昇任祝賀会
栃木衛先生の教授昇任・渡邊由香子先生の講師昇任をお祝いする会
赤羽晃寿
平成30年1月16日、メトロポリタンホテルにて、栃木 衛先生の教授昇任・渡邊由香子先生の講師昇任をお祝いする会が開催されました。
笑いが絶えず、リラックスした時間を出席した60名のみなさまと共に過ごせた昇任祝賀会、楽しい夜でした。栃木教授の驚異的な論文執筆速度を知り、渡邊講師の誠実さも再確認できました。
祝賀会は池淵恵美主任教授による開会の挨拶と栃木先生、渡邊先生のご略歴や医局でのエピソードなどを詳細にお話いただき開宴しました。
その後、東京大学大学院教育学研究科教授、佐々木司先生の乾杯で、早くも栃木先生の仕事の凄さを知り、
後の東京大学医学部附属病院精神神経科講師、荒木剛先生によるご祝辞で日常の栃木先生の姿を知ると、会は最高潮に達しました。
また、女性とこころのクリニック院長、安藤義将先生からは渡邊先生の思い出だけでなく、何故か?ご自身のことなども色々と愉快にお話しいただき会場を沸かせました。
一方、東京大学医学部附属病院こころの発達診療部准教授、金生由紀子先生と帝京大学精神神経科学講座同門会会長(周愛利田クリニック理事長・院長)、利田周太先生からは上品で温かいお祝いのお言葉を賜り、心が和みました。
記憶に残る、とても良い会でした。東京大学関係の先生方、帝京大学精神科同門会の先生方、ご出席賜りありがとうございました。
新入局員の紹介
自己紹介
伊東ゆたか
2017年4月よりお世話になっています伊東です。東京都児童相談センターに20年勤め、虐待を受けた子どもと家族への治療ケアをやっておりました。1982年筑波大学を卒業、東京女子医大で小児科を学び、風祭元先生の時代に本講座で研修させていただきました。これまで医療機関、ましてや大学病院に復帰するとは全く考えていなかったため、病院の体制の進歩や新しい薬に浦島太郎状態でしたが、現医局の明るい雰囲気に助けられています。
今回、池淵先生に児童・思春期メンタルヘルス外来を立ち上げさせていただきました。児相ケースに慣れた身には、「保護者が病院に子どもを連れて来る! 妥当な心配をしていてこちらの助言を受け入れてくださる! なんとやりやすいのだろう」と新鮮で感嘆していました。紹介患者としては、学校でのいじめ、叱責、友達とのトラブル等で傷付き、抑うつ的になったり、身体化や逸脱行動を示している子どもが多く、また背景にASD、ADHDなどの発達の偏りがある場合も少なくありません。本人や家族に特性を説明しながらうまく生活できるよう一緒に考えています。他には、社会的養護にある子どもとそこを卒業した若者たちもこの外来の大事な対象です。どうしても愛着の問題を抱え、寄る辺ない浮草のように漂いがちですが、ご本人の強みに気付けるよう支えながら、何とかたいへんな時期を乗り越えて欲しいと願っているところです。至らないこと多々ありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
写真は、熊本の地震があった4か月後に、くまモンが旧職場の児相センターに来てくれた時のものです。保護されている子どもたちとヨーガをやってくれました。とてもイイ奴で、「熊本も大変なのに、わざわざ東京都の子どものために来てくれてありがとう」と言ったら、膝くらいまで頭を下げ「いえいえ、とんでもないです」と言わんばかりに首を振っていました。

精神保健福祉士 斎藤法子

同門会の皆さま。初めまして。斎藤法子と申します。平成28年10月より精神神経科で働かせていただいています。私はこれまで障害者職業センター(リワーク)や母子生活支援施設(主に精神疾患をもつ母親の支援)、みやぎ心のケアセンター(震災心のケア業務)等で働いてきました。ちょっと変わった経歴の持ち主です。
これまで医療機関での勤務を経験したことがなく、初めは「私に務まるだろうか…」と心配していましたが、諸先輩方にご指導いただき、恵まれた環境で働くことができとても感謝しています。
この1年と数ヵ月、多くの患者さんやその家族に出会い、必要に応じて退院後の生活環境調整を行い、地域の福祉サービスや支援者、また医療機関につないできました。退院後の不安が少しでも軽減され、安心された患者さんやご家族のお顔を見ることができた時、本当に嬉しくなります。
入院はひとつの機会でその患者さんの人生は、これからも続いていきます。1人1人の大切な人生の一時を横切る者として、責任と自覚を持ち、手を抜かず、主治医・チームの先生方・看護師・メディカルスタッフ・地域支援者等と協働しながら、最善を尽くしていきたいと思います。
余談ですが、趣味は歌うことです。最近改めてピアノを習い始めました。素敵なステージでピアノ弾き語りをするのが夢です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
はじめまして
精神保健福祉士 鉢呂有香莉
平成29年4月より入職させていただきました。私は精神科リエゾンチームで専従の精神保健福祉士をさせていただいております。入職前は精神科単科病院にて主に入退院の調整をしていたため、大きな病院ならではの精神科リエゾンの役割や重要性を日々感じております。プライベートでは、大の犬好きとして自負しており、我が家にもミニチュアダックスフンドとパピヨンを飼っております。もう、本当に可愛いです。犬好きの方なら分かっていただけると思いますが、毎日ワンコの背中に顔をうずめてスリスリする事が日課で(犬のほうは嫌がっている様子ですが・・・)日々の疲れをワンコに癒して頂いております。
入職当初は、新しい職場に慣れるまで緊張しておりましたが、リエゾンチームの皆様やコメディカルスタッフ、医局の先生たちが優しく気さくに話しかけていただいたおかげで、早い段階から職場の雰囲気に慣れることができ、充実した職場環境で勤しむことができました。まだまだ不慣れな点は多く、ご迷惑をかける事も多いかと思いますがよろしくお願いいたします。
自己紹介
臨床心理士 竹内あかり
2017年6月からお世話になっております、竹内あかり(たけうちあかり)と申します。私は、平成25年に東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科を修了し、大学院在学中からお世話になっていたかわさき診療所で勤務した後に、新小岩にあります、ひとみクリニックで働いておりました。勤務体制は月火水金の週4日の非常勤です。木曜日は、埼玉県の中学校でスクールカウンセラーをしております。
趣味は食べることです。一部の方にはもうばれてしまいましたが、美味しいものには目がありません。ハウスダストに加えて、春も秋も花粉アレルギーがある為、常に鼻炎と戦っております。自分のデスクをいただいた時、真っ先に持ってきたのはティッシュ箱でした。猫が好きで以前は飼っていたこともありましたが、最近、猫アレルギーも判明し、ショックを受けております。その他、ディズニーなど、キャラクターものも好きです。私のデスクには病院食堂のメニュー表に加えて、そういった小物が所々に置かれてあります。
元々は、スクールカウンセラーになる為に臨床心理士を目指していましたが、大学院の先生に、まずは「医療で精神医学について学びなさい」と指導され、医療現場で経験を積んできました。精神科クリニックでは、予診や心理検査、心理療法を中心に実施し、小規模ですがデイケアにも参加しておりました。念願のスクールカウンセラーは、文化の違いに戸惑いながらも、満身創痍、なんとか頑張っております!
帝京大学病院での勤務は、クリニックと違い、病棟での患者さんの様子や患者さん同士の人間関係など、外来の業務とはまた違った側面に触れることができる為、大変勉強になっております。先生方や看護師さん、他職種の方々など、沢山の方々が関わる中でその一員になることが出来るように、精進していきたいと思います。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
精神神経科学講座(板橋)メンバー
(平成29年2月1日現在)
常勤医 (16名)
主任教授・診療科長・デイケア担当 池淵 惠美
教授・病棟医長 林 直樹
准教授・病棟副医長・教務担当 栃木 衛
リエゾン緩和ケア担当
病院教授 伊藤 ゆたか
病院准教授・医局長 赤羽 晃寿
講師・外来医長 渡邊 由香子
助教 金井 理恵
助教(ER出向) 松村 謙一
助教 初瀬 記史
助教 金田 渉
臨床助手 三宅 浩司
後期研修医・大学院生 汐月 治実
後期研修医・大学院生 井川 春樹
後期研修医・大学院生 佐藤 研一
後期研修医・大学院生 渡邊 公聡
後期研修医 森岡 久雄
常勤職員
臨床心理士 海野 有希
作業療法士 納戸 昌子、吉田 久恵
條川 佐和(リハビリ科所属)
精神保健福祉士 斎藤 法子、鉢呂 有香莉、中西 莉璃
病棟薬剤師 御澤 勝将
池淵教授秘書 安永 敦子
非常勤職員
客員教授 安西 信雄、鈴木 幹夫、
非常勤講師 青木 浩子、市川 郁夫、漆原 貴子、
金生 由紀子、徳永 太郎、多田 真理子
非常勤医師 伊藤 令、遠藤 眞実、押久保 岳、
坪倉 正明、永嶋 弘道、中込 翔、
秦 孝憲、矢倉 朱緒、山口 大介
臨床心理士 竹内 あかり
医局秘書 秋澤 恵子、河野 由妃
編集後記
同門の諸先生・諸先輩方におかれましては、御健勝のこととお慶び申し上げます。
本年度は平成29年12月2日に風祭元先生を偲ぶ会が開催され、毎年恒例の帝京大学精神神経科同門会が中止になりました。風祭元先生を偲ぶ会の記事ならびに、今年度の新入医局員紹介を中心に同門会会報ホ―ムページを作成しました。
編集委員の小生も風祭先生には同門会会報の記事、都立王子特別支援学校高等部(旧王子養護学校)、脳波などで御指導を鞭撻して下さり、在りし日の日々を思い出します。ご逝去は非常に残念です。心から御冥福をお祈り申し上げます。
なお、配布・郵送した会員名簿につきましては、正確を期すように心がけておりますが、転居、勤務先変更、誤記、乱雑等がございましたら、医局、同門会まで御一報下さいますように宜しくお願い致します。また、人事往来、記事などがありましたら、当教室まで御一報頂ければ幸いです。
今後とも会員の皆様にはさらなる活発な御意見を受け賜りたく、我々一同に御指導・御支援の程を鞭撻下さるように宜しくお願い申し上げます。
例年以上に厳冬は続き、立春とはいえ、まだまだ春まで遠いですが、同門会会員、教育関連病院の皆様の御健康繁栄をお祈りし、編集後記とさせていただきます。
毎年のことですが、同門会会報ホームページ、名簿編集の作成にあたり、秘書の安永さん、河野さん、秋澤さんに編集の際には御手伝い頂きました。この場を借りて感謝を申し上げます。
平成30年2月5日
帝京大学医学部精神神経科学教室同門会事務局
・教室員一同/松村 謙一





